Notices / Column
Web広告のCPA(顧客獲得単価)高騰やEC・通販における新規獲得の頭打ちに悩むBtoCマーケターの間で、シニア層や優良顧客層へダイレクトに届くオフライン媒体が改めて注目されています。
本記事では、開封率の高さと優れた費用対効果を兼ね備えた「同梱広告(同送広告)」の仕組みやメリット、導入の流れを客観的に解説します。
同梱広告(同送広告)とは、通販企業やECサイトが自社の顧客へ商品やカタログなどを発送する際に、他社(広告主)のチラシやサンプル(試供品)を同じ荷物に収めて届けるダイレクトマーケティング手法です。
「同梱広告」「同送広告」「同封広告」の3つの言葉が使われますが、これらは基本的に同じ仕組みを指しています。実務上は以下のように発送形態によってニュアンスが使い分けられる傾向があります。
呼び方は異なりますが仕組みは共通しているため、情報収集の際は同義として捉えて問題ありません。
同梱広告は、媒体主(通販・EC企業)が持つ既存の配送網や会員基盤に「相乗り」する仕組みです。自社でゼロから宛名リストを収集して個別DMを発送するよりも、配送コストを大幅に抑えられます。
一般的な出稿の流れは以下の5ステップです。
ダイレクトマーケティングの現場で使用される代表的な手法は、以下の2つです。
ECサイトや通販で注文された「商品そのもの」が届く輸送箱や袋に、広告を同梱する手法です。
通販企業が定期発行している「商品カタログ」や、会員向けの「会報誌」の封筒へ広告を同封する手法です。
Web広告のボトルネックを補完する、オフライン媒体ならではの主なメリットは以下の3点です。
荷物を開けるという行動に付随するため、開封率・視認率が極めて高く、確実に一度はユーザーの目にとまります。デジタル広告のようにブロックされる心配もありません。
決済や宅配での受け取りに慣れている、通販マインドの高い顧客層へアプローチできます。Web広告だけでは接触しにくい、アクティブなシニア層や特定の女性層などを狙って効率的に展開できます。
媒体主の発送便に相乗りするため、1社あたりの配送コスト(送料)を大幅に抑えることができます。また限られた予算でオフライン広告のレスポンスを検証したい企業にとっても、比較的導入しやすい費用感です。
導入を検討する際は、デジタル広告とは異なる以下の2つの特性を理解しておくことが重要です。
商品が届き、実際に開封されて注文や問い合わせに至るまでには一定の時間が必要です。一般的に、十分な反響データが集まるまでには「1〜2ヶ月程度」のタイムラグを見込む必要があります。
チラシやサンプルの印刷・製造、物流倉庫への納品という物理工程があるため、出稿の数ヶ月前から準備が必要です。印刷後や進行後には、掲載内容の誤りや表現の変更が生じても即座に修正・差し替えを行うことが極めて困難です。
媒体選定の基準として、ダイレクトマーケティングの現場で重視されるポイントは以下の2点です。
発行部数が多い媒体であっても、自社商品のターゲット層と媒体のメイン会員層が乖離していては効果は期待できません。
同梱広告のレスポンスを大きく左右するのが、配送対象となる顧客リストの「アクティブ度(鮮度)」です。
Web広告のCPA高騰や新規開拓の頭打ちを打破する選択肢として、オフライン媒体である同梱広告(同送広告)の重要性が再評価されています。高い開封率を誇り、通販の利用頻度が高いアクティブな顧客層へ低コストでアプローチできる本手法は、デジタルマーケティングだけでは接触が難しかったシニア層や女性層へのリーチを拡大する実務的な手段です。
自社商材のターゲット層に合致した通販媒体への同梱・同送広告をご検討の際は、女性層やシニア層など、特定の会員基盤を持つ媒体主や専門会社へのご相談が有効な選択肢となります。
まずは、プロモーションの可能性を広げるための媒体資料のダウンロードや、具体的な出稿プランについてお気軽にお問い合わせください。
Q1. 同梱広告、同送広告、同封広告の違いは何ですか?
A1. 本質的な仕組みはすべて同じです。実務上は、購入された「商品」に同梱するものを「同梱広告」、定期刊行される「カタログ」や「会員誌」の封筒に同封するものを「同送広告・同封広告」と呼び分ける傾向があります。
Q2. 個別でDM(ダイレクトメール)を送る場合と何が違いますか?
A2. 最大の違いは配送コスト(送料)です。自社単独のDMは送料が全額自社負担となりますが、同梱広告は媒体主の既存の発送便に相乗りするため、1社あたりのコストを大幅に低く抑えることができます。
Q3. デジタル広告(Web広告)と比較した際のデメリットはありますか?
A3. 主に2点あります。1つ目は、商品が届いてから反響が集まるまでに「1〜2ヶ月程度」のタイムラグが発生する点。2つ目は、紙媒体の印刷・納品プロセスが必要なため、出稿の数ヶ月前から準備が必要であり、配信後の即時修正が困難な点です。